衛星通信の一般利用形態
衛星通信システムは、同報性、高品質、大容量、広域性、経済性、機動性、柔軟性、耐災害性、多元接続に 優れ、同一チャンネルを異方向、異区間に適宜使用できるという特長を最大限に利用したシステムを構築することができます。
- 1:1の双方向通信
- 最も一般的な通信形態の一つです。
地上方式にない長所として、迅速性、柔軟性、経済性、耐災害性が挙げられます。 - 利用例
企業内/企業間TV会議システム、地上方式のバックアップシステムなど。
- 1:Nの片方向通信
- 同報性を活かしたスター型通信です。
- 利用例
TV映像配信(社内TV配信:但し、逆方向には地上網を使用)、音楽配信、片方向TV会議、データ配信など。
- 1:Nの双方向通信
- 同報性、多元接続を活かしたスター型双方向通信です。
- 利用例
複数端末とのデータ送受(各種端末の制御及び監視)、商品の注文データ送受、リアルタイムな現場状況の把握・指示、地上方式のバックアップシステムなど。
- N:Nの双方向通信
- 複数の地球局間で行うメッシュ型通信です。
- 利用例
企業内通信、TV会議など。
- SNG での1:N の双方向通信
- 固定型地球局と可搬型/車載型地球局の間に臨時回線を設定して行う片方向/双方向通信です。
- 利用例
イベント中継など。