静岡県伊東市の「いとう漁業協同組合」様に弊社エコソリューションの一つであるLED照明を導入いただきました。
今回は組合長の高田様に導入理由などについてお話を伺いました。
●いとう漁協の概要について教えてください
高田組合長 いとう漁業協同組合は、昭和23年に水産業協同組合法が施行され、それに伴い昭和24年に伊東市内では、伊東、宇佐美、川奈、富戸、八幡野、赤沢の各地区漁業協同組合が設立され、平成6年に伊東、宇佐美、川奈、富戸、赤沢が合併し伊東市漁協となり、平成12年に八幡野も合併しました。さらに、平成22年4月に熱海市にある網代港漁協と合併し「いとう漁協」となり現在に至っています。「いとう」をひらがなにしたのは、柔らかいイメージを持たせるためにひらがなにしました。また、観光事業として、ダイビングサービスも展開しています。
●どんな魚介類が取れるのですか?
高田組合長 やはり金目鯛が一番有名!特に、地金目は、日帰り漁船で一本釣りした金目鯛、直ぐに水揚げされるので新鮮で脂がのっている。他に鯖、鯵だけでなくブリ、マグロなど様々な魚が取れ一年中旬な魚が一本釣りや定置網で漁獲されます。また、サザエやアワビ、伊勢エビなども採れます。
●漁業を取り巻く環境について
高田組合長 現況としては、漁獲高の減少(生産量減)が続いている。様々な要因はあるが、黒潮の大蛇行など海洋環境の変化が考えられる。また、コロナ禍による外出自粛:訪問者・宿泊者の減少、観光客の減少(売上減)により厳しい状況である。今後、漁師を続けてもらう環境作りや一致団結して厳しい環境を乗り越える職員の力が非常に重要だと考えています。
●LEDを導入した理由について
高田組合長 いとう漁協を明るくするには、地域の活性化だけでなく、経費削減も大きなテーマだと考えています。水銀灯からLEDにすることで、大幅に経費削減ができると教えていただき、照明を入れ替えることにしました。また、照明が明るくなれば、魚も良く見える効果もあり文字通り「明るい いとう漁協!」を実現できると期待したからです。
●当社を選んだ理由
高田組合長 本当に良いものを選定し、照明だけでなく総合提案を熱く語って提案してくれました。
我々漁協の様に、海岸真横の大型施設へのLED照明導入の実績もあり、今回国産メーカー(三菱電機製重耐塩仕様)を進めてくれた。東京の会社ではあるが、安心してアフターもお任せできると確信しました。また、支払方法についても自社リースで提案いただき色々配慮してくれました。
●今後について漁協として取り組んでいきたいこと
高田組合長 いとう漁協に水揚げされた海産物を買う人は、神奈川の方もいるが、ほとんどが地元の方である。現在、伊東市や商工会議所等と連携し「伊豆・いとう地魚王国」を立ち上げ、魚食普及や地魚PR活動を行い地域活性化を図ろうと取り組んでいる。観光が盛り上がれば、魚がもっと売れるし、値段も上がる。さらに、伊豆半島東海岸には、伊東按針祭や河津さくらなど年間通して色々なイベントが行われている。いとう漁協は、国道沿いにあり、首都圏にも近いため、そういう機会を最大限に生かしていきたい。
いとう漁協高田組合長プロフィール
昭和35年生まれ。静岡県の水産高校を卒業後、漁師の道を進む。組合の青年部の部長を経験後組合長に就任。組合長として、5期目13年となる。厳しくも大変面倒見の良い親分的な存在で周囲の信頼も厚い。 |